稲荷神社で新年の挨拶ーキツネと鳥居ー
遅ればせながら、2021年の今年はキロハナ不動産のオープンの年です。
どうぞ1年よろしくお願いいたします。
さて、今年は1月1日に伏見稲荷にお参りに行ってきました。
元旦の限定の御朱印をいただきました。
例年、お正月の伏見稲荷はすごい人なのですが、今年はコロナ流行もあり人出は少なかったです。
商売をしている方にとって、商売の神様と言われる伏見稲荷について、今日は紹介していこうと思います。
商売の神様
伏見稲荷大社は、「おいなりさん」と呼ばれ親しまれている神社の総本宮です。
稲荷神社の由来は、「稲が成る(生る)」と言う意味が『稲荷』に込められているそうです。
そして、学業成就や安産などの数々のご利益があると言われていますが、特に有名なのが『商売の神様』。
昔は五穀豊穣を願う農業の神様として信仰されたことが始まりだとか。
そして、現代に近づくにつれて、商売繁盛の神様として人々の間で有名になったようです。
稲荷神社の神様はキツネ?
稲荷神社の神様は、「宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)」・「倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」で、「稲荷神」とも呼ばれ親しまれています。
双方の神様も「うか」という、食べ物を意味する名前を持つ、五穀食物を司る神様と言われています。
では、キツネは神様ではないのでしょうか?
時々、キツネを神様と勘違いされている方もいられますが、キツネは神様ではないのでしょうか?
稲荷神社の狐は、稲荷神の使いと言われています。
昔の人々は、キツネを神聖な動物として捉えていました。
自分たちを見守る守り神のように考えていたという説もあります。
農家の人々が苗を植える春先から、キツネは里に降りて姿を現し、秋の収穫が終わる頃に山へ戻っていくからだそう。
五穀豊穣の神様「お稲荷さん」のお使いだと考えたことが、稲荷神社のキツネの由来と言われています。
そして、稲荷神社のキツネは神様と同じ目には見えない存在である、霊獣「白狐(びゃっこ)」として信仰されているのです。
伏見稲荷の境内には、白狐を祀っている「白狐社」があります。
また、境内には、様々な表情をしたキツネの像があるので、1体1体よく見てみると面白いかもしれません。
稲荷神社の千本鳥居
さて、稲荷神社は商売の神様で有名ではありますが、千本鳥居も有名です。
この千本鳥居は、江戸時代以降から奉納され続け、今では1万本以上あるそうです。
びっくりですね!!
数えてみたいけれど。。自信はありません。。
とても、見応えある景色のなか、山道を進んで行くことができます。
千本鳥居の由来
鳥居は本来、私たちが生きているこの世界と、神聖なる世界を隔てるための結界の役目を果たすとされてきました。
ですので、たくさん並んでいる鳥居を不自然に思う方もいるかもしれません。
伏見稲荷大社では、江戸時代より崇敬者の方々が祈りや感謝の念を命婦社参道に鳥居の奉納をもって表そうとする信仰がありました。
願い事が「通る」・「通った」御礼の意味から、鳥居を感謝のしるしとして奉納していたようです。
そのため、現在のこれだけの数の千本鳥居となったと言われています。
ちなみに昔は山上に社があったそうです。
応仁の乱で焼失してしまい、何度か再建を試みたそうですが自然災害で上手くいかなかったようです。
今回は、コロナ渦もあり、長居できなかったのですが、次回は参拝させていただく際には、この千本鳥居の山道をずっと登ってみようと思います。
まとめ
京都には、神社が多くあります。
伏見稲荷はその代表的な神社で、千本鳥居や狐の表情など見所がいっぱいあるので、ぜひ一度、足を運んでみてください。
江戸時代からの人々の信仰の深さもこれだけ多くの鳥居が並んでいると圧倒されます。
現代でも人々を守り続けてくれているのでしょうし、そんな信仰を今後も大事にしていきたいです。